WONDER FULL LIFEのもとへ、フォークシンガー森山直太朗氏から手渡されたのは、

20年という時間の中で生まれたツアーTシャツの在庫と呼ばれる資産が、反毛という技術によって生まれ変わったまっさらな白い布。

アップサイクルという名目のもとに、消費を繰り返すのではなく《いま、なぜつくるのか？》という原点に立ち戻り、舞台装飾のマテリアルや衣装として役割を終えた後、再びWONDER FULL LIFEの元へと渡り、リミテッドコレクションとして中世ヨーロッパの古着からインスパイアされたシャツへとカタチを変えて、再び誰かの元へと巡ります。

柔らかな温度を感じるふたつの色彩は、今年の春に益子の古道具店pejiteで行われた舞台の傍らに添えられていた、花屋Hljodの草花から染料を抽出して染められたものです。

色彩が生まれた場所で、静かに共鳴した洋服たちの小さな巡りをお楽しみください。