MAJOTAE BROUSE / nature dye black
Life is beautiful series by wonder full life for eatrip & little
wearing plants blouse
現代のわたしたちが育てる布、大麻布。
昨年の11月3日〜30日まで表参道ジャイルで開催した「衣食植住展 by eatrip & the little shop of flowers」の展示にて発表したブラウスの第二弾が完成しました。
大麻布の特性が大いに発揮できて、毎日の家事仕事に使えるようなものがつくりたい、という野村友里と壱岐ゆかりのプロジェクト「Life is beautiful」の思いに共感して生まれたこのブラウスは、四季を通して着られるように、軽くて薄い大麻布を選び、シーンに合わせて前後どちらも着用できるように襟を小さく仕立てられています。
麻といえば、夏というイメージがあるかもしれませんが、実は麻は麻でも大麻布においては、保温性もあり昔が冬蚊帳といって、暖を取るための蚊帳や敷布団にも使われていた大麻の繊維。年中着用できるのが大きな魅力のひとつ。
大麻布を現代の手法で生産可能に再現した布「麻世妙」は、柔らかく仕立てられた生地ですが、使い込むほどにやわらかく肌に馴染み、包まれる安心感も増していくと考えました。洗えば洗うほど風合いが増して、通気性や保温性もある大麻ならではの素材感をお楽しみいただけます。
また、古来から引き継がれてきた晒しの手法で仕上げられているため、大変染めに適した素材でもあります。今回、WONDER FULL LIFEでは長く親交のある奄美大島で伝統的な染色を営む金井志人氏に泥染めしていただきました。空気が振動するような深い黒になるまでに30回以上染め重ねられたその色は、内包する時を感じられ、触れるものを豊かにしてくれる気がします。
年月を共に楽しんだ後に再び色を染め重ねて楽しんでいただき、長く時間を共に過ごしていただけたら幸いです。
麻世妙(majotae)
機能性においては木綿を凌ぐほどの大麻布が、日本でなぜつくられなくなってしまったのか。その理由には、第二次世界大戦後に国内での栽培が規制されてしまったことと、大麻繊維は紡績するのが難しく、工業化に乗り遅れてしまったことが挙げられます。これを、現代の最新紡績技術で糸にし、布に仕立てたのが「麻世妙 majotae」です。大麻繊維のみを使うことで、古大麻布がもつ独特の柔らかさも再現されています。
染色 : 金井工芸/金井志人
material : hemp 100%
color : black
size : F
FNP着丈:75.5