国境や時代を越えて、長く編み繋がれてきたタリスマン。

北海道の洞爺湖の自然と共に暮らした友人アナンくんによって、およそ３年の間につくられた鏃（やじり）を譲り受けたことをきっかけに制作がはじまりました。

山の中に自分で建てた小屋に暮らす中で、惹かれあうように巡ってきた黒曜石やガラスを加工してつくられた道具。鹿の角や石などの身近なものを用いて、納得のいくまで加工されたその形には、用途を越えた野生の美しさが宿っていているように感じられます。

いま、二十歳になった彼は都会であたらしい暮らしを始めています。鏃や葉切り石としての役目を終え、石のオブジェとして手渡されたそれらには、自然のかたちに寄り添った時間と強い光が内包されているように見えました。タリスマンとして次なる役割を担い、誰かの手元に届くことを想像しながら編み上げています。

【stone】 obsirian

【material】karen silver , african beads , wax coad

stone / 27×13mm 

cord / 530mm

・天然石の為画像の色見と異なる場合がございます。

・柔らかい布で丁寧に拭き、直射日光の当たらない場所に保管いただくと購入時の状態をより長くお楽しみいただけます。

・黒曜石（obsilian)の主体成分は火山ガラスで旧石器時代や縄文時代から鹿の角などで叩くと剥離するように打ち砕け鋭利な刃物ができることで知られています。鋭利な部分は削ってありますがとがった部分などは特に繊細な衣服を着用される場合や、姿勢にはご注意くださいませ。